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zoom RSS 若冲展@東京都美術館

<<   作成日時 : 2016/05/23 00:30  

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待ち時間の長さばかりがニュースになりつつある、若冲展。
以前、阿修羅展の記事を書いた時は、並んだ時間は50分と書いてあった。
今回はその4倍の待ち時間。
しかし仕方ない。若冲だから。
がっつり並んで、若冲の描く生命たちに、会いにいってきた。
本来の閉館時間を90分過ぎてまだ、並び続けるひとたちを背に、
生命に満たされて帰ってきた。



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展示機会も期間も絞っているだけあって、今回初めて観た動植綵絵は保管状態良く、鮮烈だった。
釈迦三尊像には、思わず手をあわせる程の力があった。
プライス氏所蔵の鳥獣花木図屏風、微笑む動物たちに再会できて嬉しかった。

だが今回、本当に見られて良かった、と思ったのは、絵葉書も購入した、石峰寺図。
石峰寺の五百羅漢をきっかけに若冲に惹かれた私としては、
常に晩年の若冲から、若き日の若冲へと、遡って観ていることになる。
しかし、天明の大火によって、一時期の若冲の軌跡はぷつりと失われてしまう。
猛々しい鳥たちから、解脱の道を歩む飄々たる羅漢へ、どう至ったのか。
いつもそれが気になっていた。

石峰寺図を見ながら、ぷつり、ではなく、きちんと流れは繋がっているのだ、と感じた。
若冲の信心の道も、生命を貴ぶ心も、
猛々しいか、柔らかいかの表現の違いだけで、ずっと、繋がっていたのだ。



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若冲の世界に浸りきってから、放出された上野の空には、白く月がでていた。
そういえば、今回若冲の画法について細かく分析したTV番組が多かったせいか、
随分絵にかじりついて観るひとが多かったように思えるが。
遠くから、ぼんやりと眺めた若冲の絵は、実は青がとても綺麗なんだな、と思った。
水の青。空の青。いきものの青。
青の流れの中に、ぼんやりと流された、幸福な時間だった。

      May16     東京都美術館/上野公園/東京都



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